| 祖谷そば食堂仙吉 | ||
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もみじ亭の総合プロデューサー竹本正夫さんの本職は、実はそば屋である。大歩危から祖谷へと抜ける県道の途中にあり、秘境の湯を望む高台にある。屋号は、祖谷そば食堂「仙吉」という。仙吉の名は、祖父に由来する。実は正夫さんの祖父なのである。竹本さんは、東京に出たものの生まれ故郷の東祖谷山村に戻り、数年前に使わなくなった食堂を改装してそば屋を始めた。
仙吉は、もみじ亭からクルマで15分ぐらいとそれほど離れていない。もしかして商売で競合するのではないかと心配するほどである。しかし、もみじ亭については「やりたい」の思いが強く、任せられたというよりのめり込んでいったという感じである。 祖谷そばは、平家の落人がつくりだしたとされる。つなぎが少ないため、そば本来の「もそもそ」した食感があって麺は太い。祖谷そばを知らない人のなかには、ぷつんぷつんと切れるそばに文句をいう人もいるという。祖谷そばを食べるコツは特にない。ただ太めの麺を熱い汁とともにかきこむように食べる。素朴だ。なるほど、そんなものだと知ってしまえばなんでもない。あったかいだしで祖谷そばを食べると、ゆったりと時間が流れていくようで身も心もじんわりとする。 麺に対するこだわりや惚れ込みは相当だが、それゆえ納得するものしか出さない。 仙吉 ▲戻る |
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